西オーストラリア州政府

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2018.07.09

BHP新たなピルバラ鉱山に数十億ドル投資

資源大手BHPは、建設時には2,500名、稼働時には600名の雇用を創出するとされるピルバラ地域の新たな鉄鉱石鉱山開発に45億9,000万豪ドルの投資を決定した。この発表は、西豪州雇用市場が過去5年間でもっとも目覚ましい成長を示したことからもたらされた。

BHPサウス・フランク・プロジェクト(South Flank Project)は25年稼働予定で、年間8,000万トン生産を誇り、ほぼ枯渇したヤンディー鉱山(Yandi mine)に代わるとされている。「プロジェクトは、約2,500名の建設関連雇用および600名超の継続した機械操作の雇用を創出し、州のサプライヤーには数多くの機会をもたらすだろう」とBHP豪州鉱物部門トップ、マイク・ヘンリー氏は述べた。

主要な建設作業は、州政府の承認が降りるタイミングに応じて、来月からの開始を予定している。新規のトレイン積み下ろし施設、粉砕およびふるい分け施設、陸上運搬システムの建設などが必要で、当社は2021年の鉄鉱石初出荷を目標としている。

サウス・フランクの鉄鉱石により、BHPの西豪州産鉄の平均純度を61%から62%へ高め、またより小さな粉鉱に比べより効率的な製鋼を可能にする塊鉱の全体に対する割合を25%から約35%に高めることができる。生産は2021年開始予定。「これによりBHPの西豪州産鉄鉱石の平均品質が向上し、当社は、より高品質の塊鉱や粉鉱への価格プレミアムからの利益を得られるだろう」とヘンリー氏は述べた。

BHPは、サウス・フランク株の85%を保有し、残りの15%はITOCHU Minerals and Energy of Australia社(8%)、Mitsui Iron Ore Corporation社(7%)がそれぞれ保有している。BHPによるプロジェクトへの投資額、39億豪ドルに加えて、上記日本企業2社もまた貢献し、プロジェクト総額を45億9,000万豪ドルまで押し上げる予定。これは、主に現在および将来の従業員用の宿泊施設拡大のために行った2017年6月の2億9,000万ドルの初期投資への追加となる。

マーク・マガウワン西豪州首相のコメント:

「西豪州雇用市場にとり最高のニュースであり、州経済にとっても素晴らしい兆候だ。州に大量の雇用をもたらすこの重要な発表についてBHPとパートナー企業を祝福する。投資は州にとり素晴らしいニュースで、州経済が危機を脱し、州内の雇用が創出されるというさらなる兆候である」。