西オーストラリア州政府

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2018.05.07

シェブロン・オーストラリア ゴーゴン・ステージ2へ

 

シェブロン・オーストラリアは、西オーストラリア州沿岸のゴーゴンLNGプロジェクトでゴーゴン・ステージ2・プロジェクト(GS2)を開始したことを発表した。この51億豪ドルプロジェクトは、オンスロー北150kmのゴーゴン・フィールドに7箇所、さらにそこから70km沖のJanz-Ioフィールドに4箇所の、計11箇所の新たな鉱泉を含む予定で、新規の海底設置やパイプ敷設工事も予定されている。

ゴーゴン・プロジェクトの遂行を確実にするための、将来のガス供給維持を目的とし2019年に開始予定の掘削プログラムは、今後30-40年を超すとされるプロジェクトの期間中、LNG年間生産目標の1,560万トンを維持する予定。

単一資源プロジェクトとしてオーストラリア史上最大のゴーゴン・プロジェクトは、ガス、コンデンセートをLNGトレイン3基に注入するオフショア・フィールド施設と、バロー島にある州内向けガスプラントから構成されている。プロジェクトは2016初旬に操業を開始し、同年3月には初のLNG輸出が行われた。それ以降、250超のLNG貨物がアジア市場へ輸出されている。

州内向けガスプラントは2016年12月に操業を始め、ダンピア−バンバリー間のトランクラインを通じて西豪州へ毎日200TJのガスを供給しており、300TJ/日まで増加させる計画がある。

操業は、シェブロンがプロジェクトの47.3%を保有し、パートナー企業のエクソンモービル(25%)、ロイヤル・ダッチ・シェル(25%)、大阪ガス(1.25%)、東京ガス(1%)、JERA(0.417%)がそれぞれ保有している。

マーク・マガウワン西豪州首相は、数百もの雇用を州にもたらし、州へのガス供給を継続し、州経済を強力に後押しするシェブロン・オーストラリアのゴーゴン天然ガスプロジェクトの海底開発を歓迎した。プロジェクトは、掘削、海底設置、パイプ敷設およびプロジェクト管理の分野での数年にわたる多くの雇用と、将来への継続した雇用が期待されている。

西豪州政府はシェブロンと協力し、製造分野などで当社の方針に基づきプロジェクトの現地調達率を最大化し、実習生や研修生の働く機会を創出する。

また、西豪州政府は今年3月、州をLNG世界拠点にするためのLNG関連雇用対策委員会の設立計画を発表し、州LNG産業から生じる利益を最大化するため、業界と政府が協力することを確認した。

マガウワン西豪州首相は、次のようにコメントした。「ゴーゴン・プロジェクトで次の開発段階へ進んだシェブロン・オーストラリアを祝福したい。これにより、間違いなく何百という新たな雇用が州にもたらされる。また、州経済に大きく貢献する主要なプロジェクトであり、経済が改善し、信頼を強化し、雇用が創出され、州が再び軌道に乗ったという新たな兆候を示している。ノース・ウェスト沿岸のゴーゴン・プロジェクトは、オーストラリア史上最大級の資源プロジェクトで、州に大量の雇用と、州経済に大きな利益をもたらしている」。