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食品加工・品質管理

2005/06年度の農水産輸出構成のうち、22%が加工食品を占め、総輸出額4,721百万豪ドル内の1,072百万豪ドルを占めています。飲食業企業は、当州内に500社以上あり、売上高は43億豪ドルにも及びます。西豪州は理想的な製造拠点で、農務省も当州食品加工業の更なる発展を重視し、加工方法や商品開発、クールチェーン、パッケージングにおける技術革新をはじめとする研究開発の優先分野への投資増加を支援しています。州政府として、付加価値を高める加工に焦点を合わせ、農業、食品や水産業における投資機会を明らかに、輸出の更なる拡大を目指しています。世界における消費者の需要や経済に合わせ、安全性、健康面に対し、価値の高い食品を提供できる技術や環境を構成する為の開発、研究のサポートをしています。

SQF − Safe Quality Food

世界的に食品に関する品質基準が高まる中、西豪州農務省は農業を持続可能で収益確保が継続できる産業とするため、消費者のニーズに合致し、国際競争に勝てる農業の育成を目指して、SQF1000/2000を開発しました。SQF2000は食品の安全管理のための手法であるHACCPに品質マネジメントシステムのISO9000を包含したものです。SQF2000は従来の食品安全危害の管理システムを組み込んだもので、従来のHACCPシステムと大きく異なります。さらに、認証マークの商品の使用が出来ることがHACCPと大きく異なる点です。認定を受けた農家、企業の数は、全豪を中心に世界で3,300件を超えています。日本国内でも、2000年の4月から2005年4月まで、25社がSQF2000の認証を取得しており、品質管理に役立てられています。イオンは、同社プライベートブランド「トップバリュグリーンアイ」タスマニアビーフに、2002年より、SQF2000が導入されました。

食品品質に適用される認証システムの分類比較

システム/品質 安全性 製品品質 サービス
仕事の質
組織の質
HACCP × ×
ISO9000 ×
SQF2000

(「食品と開発」SGSジャパン 西浦氏著Vol.35 No.5より引用)

バイオセキュリティー/Biosecurity

西豪州の地理的な孤立が多くの外来害虫の侵入を阻んでいるうえに、島大陸であることから物資の出入りを比較的容易に監視できます。病害虫の発生を防止、抑圧する為、バイオセキュリティー(生物学的危害から農業資源、環境、人体の健康を保護するための方策)対策を実施しています。結果、家畜の肝吸虫(liver fluke)、ミツバチのヨーロッパ腐蛆病(European foul brood)、リンゴの火傷病(fire blight)、黒星病(apple scab)がなく、牛結核、ブルセラ病(brucellosis)、胸膜肺炎(BPP)は撲滅し、ジャガイモシスト線虫(potato cystnematode)フリーの指定を申請中です。オーストラリア全土では、口蹄疫、狂牛病、鳥インフルエンザ、豚のPMWS(離乳後多臓器消耗症候群)、魚介類や甲殻類の主要な病気、小麦の黒穂病(カーナルブント病)等がありません。

さらに優れた食品を多く輸出する州と評価を維持していくため、農業食品産業は商品の完全なトレーサビリティーを実現する最新テクノロジーを導入し、また、科学試験テクノロジーの改良を続けています。