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驚異的な成長を続ける西オーストラリア州の資源産業

2006–07年の西オーストラリア州鉱物・石油産業の評価額は534億ドルに達した。 前年度と比較し、25%(106億ドル)の伸びを示した。 この記録的な伸びは、海外、特に中国からの鉱物・石油商品への根強い需要によるもので、資源の価格は予想を遥かに上回るものとなった。 この結果を分析するにあたり、豪ドルの対米ドル5.2%の上昇、2007年度第一四半期の悪天候に加え、現行の設備供給や技術者不足の問題も念頭において検討する必要がある。

価格上昇の主体となったものは、ニッケル、鉄鉱石、および石油である。 これら3つの産業で、2006—07年の総額534億ドルの約75%の割合を占めている。 石油と鉄鉱石がそれぞれ全体の約30%のほぼ互角で首位となり、ニッケルは15%であった。 特にニッケル、金、ダイアモンド、石炭など、全ての商品が生産量レベルの増加を達成したわけではない。

石油は金額面において最大の資源産業部門であり、16億ドルの売り上げ増加により164億ドルの最高売上高を更新。 これは主に世界的な原油価格の高値が続いていることと、原油生産量の急増によるものである。

第一位の石油に続くのは鉄鉱石で、この鉱物産業界の大物は2006−07年に258(百万)トンの売り上げ記録を更新、価格にして158億ドル、それぞれ6%と24%の上昇。 鉱山および港の拡張、新規開発計画案や継続的な高需要の見込みなどを考慮に入れると、この産業が今後2007−08年以降も猶に記録を更新し続けることが期待される。

ドル面で見ると、傑出した動きを見せたのがニッケルで、価格にして80億ドル、前年度にかけ驚異的な110%(42億ドル)の伸びを見せた。 販売量は2005−6年に実質5%減少し、174,000トンであった。

価格において州第二位につけるのはアルミナで、販売額48億ドル(前期比17%上昇)。アルミナに僅差で続くのは、10%上昇で41億ドルの金。

卑金属部門も特に好調な動きを見せ、高値による71%の上昇と17億ドル相当の売上高を達成。 ダイアモンドの売り上げは3%減少の4.8(百万)カラットであった。 塩の売り上げは約228(百万)ドルで、前期比7%強の減少。

2006-07年度末までの12ヶ月間に豪ドルは対米ドルで平均5.2%上昇したが、結果として影響は僅かであった。 上昇の鍵を握ったのは商品価格の高騰であった。

西オーストラリア州の貿易相手による州の資源への根強い需要は2007—8年にかけ、またその後も続くものと予想される。

さらに西オーストラリア州が全国の資源産業の中で突出していることを示す顕著な指標として、州が以下の項目を担っていることが挙げられる:

• オーストラリアの鉱物・石油の総売上高の約50% (西オーストラリア州産業資源省およびオーストラリア農業資源経済局発表データに基づく)
• オーストラリアの石油とコンデンセート生産の69% (オーストラリア農業資源経済局発表データに基づく)
• 2006年のオーストラリアの総輸出製品の31% (オーストラリア統計局調べ)。

2006–07のハイライト

今日、鉄鉱石は鉱物部門で、金額にして最も大きな単体である。2006-07年の資源産出額の30%を占めている。 2006年4月実施の19%価格引き上げや、特に中国からの根強い需要を背景に、258(百万)トンの鉱石をもとに、鉄鉱石の売上高は158億ドルの記録更新となった。 2007年4月に実施された9.5%の再値上げは鉄鉱石の記録更新を加速した。

タピス原油価格は8月に1バレル82.19米ドルの最高値をつけ、2006−7年度には1バレル平均69.09米ドルとなった。 原油産出量の増加により、30%の増産、91(百万)バレルに達した。 原油価格は30%上昇し、76億ドルを達成。 主な油田が成熟化による産出量の減少を見せる中、エンフィールド(Enfield)とワナエアフィールド(Wanaea)が産出量増加の大部分を担った。 原油およびコンデンセートは個別の商品として2番目に重要な位置を占める。

アルミナと液化天然ガスとの激しい追い抜き競争によって3位の座を掴んでいるのは2006−07年の主役ニッケルで、州の資源総額に80億ドル(前年から110%の増加)の貢献となった。 同時にニッケルの販売量は5%下がり、173,686トンとなった。 ニッケルの価格は2007年5月に1トンにつき54,200米ドルの高値を更新した(1ポンドにつき24.58米ドル)。

2006-07年にも引き続き安定した売り上げによって、アルミナはニッケルに続く4位の座を獲得。 僅か4%の産出量増加が、12(百万)トンの出荷と売上額17%の上昇で48億ドルを達成するという結果をもたらした。

液化天然ガスの販売量は5%増え、12.2(百万)トン(出荷数210) に達した。一方、売上額は約8%下がり、42億ドルであった。  液化天然ガスは州第5位の重要な個別商品である。

2006-07年の金産出量は約6%減少の5百万オンス(156,675キロ)で、1990年代後半に達した過去最高産出量を遥かに下回り続けている。 当産業は、液化天然ガスに続き、41億ドル(10%上昇)の売上額で6位につけている。  年内を通し、金は高値を維持し、米ドル換算で21%の上昇、豪ドル換算で15%の上昇となった。 2006年5月、金は豪ドル換算で史上最高となる1オンス933.20を記録した。

卑金属もまた2006-7年度に、売上額16.8億ドル(71%増加)を達成し、記録更新の仲間入りを果たした。 高値の商品価格と生産者による増産がこの記録更新を支えた。 全ての卑金属部門が好調で、銅は産出量を38%増やし、112,280トンとなり、売上額も70%上昇の952.6(百万)ドルとなった。 亜鉛の販売量は17%上昇の129,276トンを達成、売上額にして30%上昇の112億ドルを記録した。 また、鉛の産出量は3%減少し、56,927トンとなり、売上額は30%上昇の112(百万)ドルとなった。

液化天然ガスブタンとプロパンも3%の産出量増加となり、売上額は605(百万)ドルで8%の減少。 天然ガスは販売量を13%近くも増やし、売上額は31%の上昇となり、919(百万)ドルの記録を更新した。

ニッケル産業の低産出量に呼応し、コバルトの販売量も約3%減少したが、価格の上昇にともない、売上額は約51%アップの279(百万)ドルに上昇。

塩の総トン数は7%減少し、10(百万)トンをやや上回る程度となったが、売上額にほとんど変化は無く、10(百万)ドル強となった。ダイアモンドの販売量は38%近く下がり、約18(百万)カラットであった。 鉱物砂の売上額はおよそ8%上昇し、931ドルに達した。

石炭の産出量と売上収益はともに10%ダウン。これは、西オーストラリア州の発電において、全面的な石炭の使用に関する変更が行われたためである。